ついに、ついに、あのギャレゴジの続編、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、明日公開されます。
全世界で大ヒットした2014年の『GODZILLA ゴジラ』。ギャレス・エドワーズ監督の名前からついた通称がギャレゴジ。
その続きが、5年、5年ですよ。5年越しに観ることができる。
途中、『キングコング 髑髏島の巨神』のラストシーンでゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラの壁画がサプライズ登場するというサービスはありましたが、僕らは5年待った訳です。
もう、いてもたってもいられませんよ。(落ち着け)
ギャレゴジには、個人的に物凄く思い入れがあります。
本作は今日まで続く全世界でのゴジラムーブメントの始まり、火付け役であり、自分にとって、ゴジラシリーズへの興味を抱かせてくれた作品でもあるのです。
■ゴジラシリーズとの出会い
そもそも自分は、ギャレゴジの存在を知るまで、ゴジラシリーズは全く観たことがありませんでした。
幼いころから特撮、怪獣は大好きでしたが、自分の興味はほとんどウルトラマンシリーズに向けられていました。
ゴジラシリーズも存在は認知していたのですが、「怪獣もヒーローも出るウルトラマンがあるから、怪獣しか出てこないゴジラはいいや」という認識なのだったと思います。
しかし、時が移ろい、高校生になったころ。「ゴジラがハリウッドで再び映画化される」というニュースを目にしました。
「この機会に、ハリウッド版をより楽しむためにも、ゴジラ入門してみるか!」と思い立ち、とりあえず最寄りのツタヤで初代ゴジラをレンタル。
衝撃でした。
海に潜み、段々とその全貌を明らかにしていく大怪獣ゴジラの恐怖と存在感。
戦争から10年も経っていない時代に作られたとは思えないクオリティの特撮。
戦争の記憶を色濃く残す人間ドラマ。
水爆という人間の業によって生み出されたゴジラが、オキシジェン・デストロイヤーという芹沢博士が生み出した業によって葬られるという悲哀。
山根博士による、核への痛烈な批判。
想像以上の映画でした。
■みるみる「ゴジラ沼」へ……。
そこからはもうあれよあれよとゴジラシリーズをレンタルし、すっかり「ゴジラ沼」へハマってしまいました。
時代の移ろいと共にその性格を変えていくゴジラは、観ていて全く飽きませんでした。
戦争の恐怖と哀しみの象徴から、地球の守護者・子供たちのヒーローへと変わっていくゴジラのキャラクターは、良くも悪くも「なんでもあり」。
人間へ猛威をふるうゴジラも、子供を助けるゴジラも、敵怪獣と戦うゴジラも、みんな好きになりました。
この懐の深さが、全世界で愛される要因なのでしょう。
■そしてギャレゴジが公開
そして2014年夏、ついにギャレゴジが公開。
劇場で鑑賞した最初の感想としては、
「ありがとう……ありがとう……」
この言葉に尽きます。
人間、本当に良いものを見たときは、ただただ拝んで首を垂れるしかないのです。
ギャレゴジの素晴らしかったところは色々ありますが、個人的に一番好きなポイントは、「ゴジラはデカくて強くてカッコイイんだ」ということを、恥ずかしげもなくどストレートに描いてくれているところです。
それが最も良く描かれていると思っているシーンが、最終決戦の少し前、避難しようとする車両でごった返している橋に、海中からゴジラが迫るシーンです。
巨大な背びれを海中から覗かせながら橋へ迫るゴジラ。
このままでは避難民たちが危ない。
海上や橋の上に展開している米軍にも緊張が走ります。
米軍の船の手前で泳ぎを止め、静止するゴジラ。
船のすぐ目の前には巨大な背びれがそびえます。
緊張の面持ちで固まる兵士たち……。
その時、今まで背びれ以外を海中に隠し、潜っていたゴジラがついに立ち上が……
って、背びれじゃねえ!!!
そう、米軍も視聴者も背中だと思って見ていた巨大な塊は、なんと尻尾に過ぎなかったのです!!!
もうね、「どうだ!!!ゴジラはなぁ!!!デカくて強くてカッコイイんだよ!!!」というギャレス監督の全力パンチをくらった気分ですよ(笑)
ありがとう、ギャレス監督、本当にありがとうございます……(首を垂れながら)
■『キング・オブ・モンスターズ』
私はギャレゴジ観終える度、ラストシーンで海へ帰るゴジラを見送る芹沢博士のような表情になってしまいます。
本当に大好きな作品です。
そしてね!!!
そのね!!!続編が!!!続きがね!!!もう!!!明日!!!公開なんですよ!!!
ラドンと!!!モスラと!!!キングギドラが出るんですよ!!!
さながら!!!ハリウッド版!!!『三大怪獣地球最大の決戦』な訳ですよ!!!
金曜公開だから初日は観に行けないけど!!!!!
いてもたってもいられません!!!
本当に、楽しみです!!!!!