■令和初ウルトラマン・タイガの物語は、ここから始まる。
ついに始まった令和初のウルトラマンシリーズ、『ウルトラマンタイガ』。
ウルトラマンオーブ・ロッソ・ブルと同郷のウルトラマンフーマ。
彼らがチーム“トライスクワッド”を結成し、主人公・工藤ヒロユキの体に3人のウルトラマンが一体化するという斬新な試み。
ヒロユキが在籍するのは従来の公的な特別チームではなく、民間の警備会社E.G.I.S.で、地球に潜伏している異星人絡みの事件を追う。
シリーズを通しての敵役は前作『ウルトラマンR/B』劇場版で初登場した闇のウルトラマン・トレギア。更に彼は、タイガの父であるウルトラマンタロウとは親友同士だったという過去が明らかに。
また、本編の放送終了後には、TVシリーズを補完するボイスドラマがすぐさま配信。
……等々、このように、ワクワク要素盛り沢山の状態でスタートした『ウルトラマンタイガ』。
昨日放送された第1話はこれらの要素がふんだんに盛り込まれ、心躍る30分間でした。
■ニュージェネレーションヒーローズ集結!
そんな『ウルトラマンタイガ』第1話、冒頭からとんでもないサプライズが待っていました。
なんとギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、ジード、ロッソ、ブルらニュージェネレーションヒーローズが全員集結!
光の国を襲おうとするトレギアを迎え撃ちました。
結局罠に嵌まって逃げられちゃいましたけど……(大人数で集まると罠にかかるのはある意味先輩ポジの宿命)。
ギンガの声はちゃーんと根岸拓哉さんが担当。実に嬉しいサプライズでした。
■ニュージェネ組と光の国
このニュージェネ組の大集結、正直なところ、新番組を盛り上げるためのファンサービス的な側面が強い訳ですが、6年前の『ウルトラマンギンガ』から応援している身としては、 “ニュージェネ組が光の国を守るために戦う”ということ自体が感慨深く、エモい訳ですよ。
ニュージェネ組と光の国といえば、
ギンガはスパークドールズとなったウルトラマンタロウから教えを受け、ストリウムブレスを介してウルトラ6兄弟の技を使いました。劇場版ではビクトリーと共にウルトラマンゼロに鍛えられ、ウルトラマンキングからはウルトラフュージョンブレスを授かり、ウルトラマンギンガビクトリーへの合体を果たしました。
ビクトリーはウルトラマンヒカリからナイトティンバーを授かり、ジュダ・スペクターとの決戦においてはギンガと共にウルトラマンエース、レオ兄弟と共闘しました。
エックスはTVシリーズではウルトラマンゼロ、劇場版においては初代ウルトラマンと共闘し、その光とユナイトして、ベータスパークアーマーの力を手にしました。
オーブは自分を見失いオリジンの力を失っていた間、初代ウルトラマンとウルトラマンジャック、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウスのカードを用いて変身していましたし、ムルナウやレイバトスとの戦いにおいてはセブン&ゼロ親子やウルトラ兄弟と共闘しています。セブン&ゼロ親子にいたっては、シャイニングウルトラマンゼロの精神と時の部屋(笑)の中で体感10年に渡って特訓を施してもらっていますし、その結果変身できるようになったエメリウムスラッガーは対レイバトス戦において切り札となりました。
ジードは初代ウルトラマンとウルトラセブン、ウルトラマンレオ、ウルトラマンヒカリ、ウルトラマンゼロ、そしてウルトラの父とウルトラマンキングのウルトラカプセルの力を借りて変身していました。また、父とキングはジードの成長を終始見守っており、最終的には直接対面して彼を“若きウルトラマン”と呼んで認めています。
ロッソとブルは変身においてはウルトラマンタロウ(火)と初代ウルトラマン(光)、武器にはウルトラセブン(刃)とウルトラマンゼロ(烈)のクリスタルを用いていました。
このように、ニュージェネ組の歴史は、光の国のウルトラマン達から力を借り、その光を受け継いできた歴史でもある訳です。
■5年前の約束
その彼らがですよ、ついに、ついに光の国の危機に集結して、光の国のすぐ傍で戦ったんですよ!!!
今まで力を貸してくれていた光の国のために!!!
ファンサービスの、ほんの数分ですけど!!!戦ったんですよ!!!
『ウルトラマンギンガS』最終回で、タロウはヒカル(ギンガ)に言いました。
「君が呼べば、私はいつでも駆けつける」
あの時の約束が5年の歳月を経て叶った、しかもヒカル(ギンガ)がタロウ(光の国)の危機に駆け付けるという、あの頃とは逆の立場で……。
あの時のタロウの言葉を、ヒカルがそのまま実践したわけですよ。
え、エモい~~~~~~!!!!!
これをエモいと言わずに何と言えば良いのか。
とにかく、ニュージェネをずっと応援してきて良かった。
心からそう思える、最高のサプライズでした。
彼らの光を受け継ぐタイガとヒロユキ、トライスクワッドのこれからの物語も楽しみです。