『ウルトラマンタイガ』第21話。これまで描かれてきた「地球でひっそりと暮らす宇宙人」の話の一つの終着点ともいえる回だった。#ウルトラマンタイガ
— ぞひ丸 (@zohimaru000) November 24, 2019
「偏見の目で見られる辛さは分かる」と言いながら、ゴース星人を見た目と言葉の違いで悪と断じる修。そんな修を優しく諭し、良い人に見えるがパンドンと地底ミサイルを隠し持っていたゴース星人。「偏見はいけない、修も最後にそれが分かった、良かった」では終わらせない回。#ウルトラマンタイガ
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修は最後に過ちを認めて謝ることができた。ゴース星人も怪獣と地底ミサイルで小森さんのように革命を起こそうとする寸前までいったが思いとどまった。二人の間には親愛の情が芽生えたが、それでもゴース星人の居場所は無くなった。そして、『タイガ』の世界は何も変わらない。#ウルトラマンタイガ
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修はヒロユキもホマレ先輩も霧崎もCQで見なかった。それは恐らく彼らが自分と同じ見た目で同じ言葉を話していたから。疑うことすらしなかった。リアルだ。怖い。他人事ではない。#ウルトラマンタイガ
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「かつて地球を侵略したゴース星人」だからといって今回の彼は悪人ではなく、「ウルトラマンで人間の姿になる」からといってトレギアが善人な訳ではない。タイガが強いのは「タロウの息子」だからではなく、自ら外に出てタイタス、フーマ、ヒロユキとの出会いを経験したから。#ウルトラマンタイガ
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塚越会長はインタビューで「ヒーローというテーマを深堀りする」と語っていた。『タイガ』で「タロウの息子」「かつて地球を侵略した○○星人」と今までのシリーズから関連付けて与えられた役割から脱却したキャラ・ストーリー造形が試みられているのは、こういうことなのかな。#ウルトラマンタイガ
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「与えられた役割からの脱却」はディズニー映画などでも主軸となっていて、今日の世界的なテーマといえる。『タイガ』はそこに「移民問題」「労働問題」なども盛り込み、実はかなりシビアな世界となっている。#ウルトラマンタイガ
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「与えられた役割からの脱却」という世界的なテーマ。これをゲスト怪獣や宇宙人だけで行っていては真の挑戦とは言えないと円谷プロは考えたんだと思う。そこで生まれたのがド外道ウルトラマン・トレギアなのかな。#ウルトラマンタイガ
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ベリアルですら「お前もウルトラマンだろ」とゼロに言われたときは多少揺らいだ。ダークネスヒールズの舞台でも言及されていたが、ベリアルを始め今までの悪の巨人たちは自分たちが悪いことをしている自覚はあった。それは「ウルトラマンという役割」が善性だと思っていたから。#ウルトラマンタイガ
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しかしタイガに「お前もウルトラマンだろ」と言われたトレギアは「ああ、そうね」ぐらいの反応だった。しかもベリアルと違い自らウルトラマンを名乗る。「ウルトラマンという役割」の善性に疑問を感じ、否定し、大きなテーマとして表出させた。#ウルトラマンタイガ
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ウルトラマントレギアというキャラクターは、円谷プロの新しい挑戦を凝縮した存在なのかもしれない。#ウルトラマンタイガ
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正直言って自分も最初は「こんな悪人にウルトラマンって付けるなよ……」と思っていたこともあったのだが、こうして考えてみると“トレギア”ではなく“ウルトラマントレギア”であることに大きな意味がある、と感じてきた。#ウルトラマンタイガ
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うーん今回は色々と考えてしまう回だった
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『タイガ』、本当に毎週楽しませていただいています。#ウルトラマンタイガ
色々と考えて色々と語ったが、修を騙しているときの霧崎さんの良い人ムーブには腹抱えて笑わせてもらいました。#ウルトラマンタイガ
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