イータイコト・イータイ

怪獣とヒーローと任天堂が好きな20代男が言いたいことを言いたいように言うブログ。

【不定期連載】あなたとスンドゥブ。第1回(ゲスト:Ryoさん)

 

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日頃から大変仲良くしていただいているRyoさん(@ryo_nf3000のブログ、『僕が僕であること(仮)』で連載されているとても素敵な企画、『あなたとトクサツ。』。人生の中の特撮について、読者が語りたいことを寄稿し、それに対してRyoさんがインタビューするこの企画。僕も以前、小学生時代のちょいと(だいぶ)小っ恥ずかしい話を取り上げていただきました。

 

 

www.bokuboku12.net

 

 

先日、RyoさんがTwitterで久しぶりにこの企画の告知をされていました。

 

 

 

 

 

このツイートを見た私ぞひ丸。

 

 

 

ぞひ丸「おお、『あなたとトクサツ。』だ」

 

 

 

ぞひ丸「あなたとトクサツ。」

 

 

 

ぞひ丸「あなたとトクサツ……。」

 

 

 

ぞひ丸「あなたと…………トクサツ………?」

 

 


おや……?ぞひ丸の様子が……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぞひ丸「あなたとスンドゥブ。」

 

 


ぞひ丸はおかしなことを言い出した!

 

 

 

“降ってきた”んですよね、頭に。「あなたとスンドゥブ。」というワードが……。

 

 

 

そのワードが降ってきた直後、ぞひ丸は一人で爆笑したのち、自問自答した。

 

 

 

『あなたとスンドゥブ。』ってメチャクチャ語感良くないスか? 

 

 

 

いや、でも、『あなたとスンドゥブ。』って何よ?

 

 

 

人生の中の特撮についてゲストに伺うのが『あなたとトクサツ。』……。じゃあ人生の中のスンドゥブについて伺うのが『あなたとスンドゥブ。』、ということになるのか……!?

 

 

 

これ、自分のブログの企画になるんじゃね!!!!!?????

 

 


いや……でも待て……落ち着け……。

 

 

 

こんなバカみたいなことしてて良いのか???

 

 

 

至極まっとうなセルフツッコミの後、ぞひ丸は思考を巡らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世に存在するあらゆる問題。これから待ち受ける様々な課題。辛く、目の前の道は暗く見える……いやしかし、こんなやってられない世の中だからこそ、あえて冷静さを取り戻したりせず、原初の熱を保って、いくらアホに見えてもやりたいことをやるのが素晴らしいことなのではないか……!!?

 

 

 

ヤリタイコト・ヤリタイ!!!!!(上手いこと言った顔)

 

 

 

そういえば以前、Twitterのスペースで、ポテトサラダやアジの開きについて数時間語り合ってかなり盛り上がったこともあったしな……。(通称:食育スペース)

 

 

 

特定の食べ物についてお話することで、その食べ物の地域差や、その人の色んな経験が聞けて、有意義な時間を共有できたことを思い出したぞひ丸。おお、なんか良いんじゃないの…………。

 

 

 

一人で勝手に盛り上がった私ぞひ丸、早速元ネタ(???)である『あなたとトクサツ。』の産みの親、Ryoさんにメッセージをお送りし、企画の説明と、初回のゲストをお願いしました。

 

 

 

自分がRyoさんの立場だったら「一体何を言ってんだコイツは?????」と戦慄すると思うのですが、快く了承していただけました。本当にありがとうございます。(良かった……。)

 

 

 

と、いうわけで、初回ゲストにRyoさんを迎え、『あなたとスンドゥブ。』スタートです。

 

 

 

※※※※※

 

 

 

ぞひ丸


この度は『あなたとスンドゥブ。』にご参加いただきありがとうございます。この企画はRyoさんの『あなたとトクサツ。』からインスピレーションを受けて始めましたので、初回にお話を伺うのはRyoさんが適任と考えていたところ、快く引き受けてくださり感謝しております。

 

まずはRyoさんとスンドゥブとの出会いをお伺いしたいのですが……もし覚えていらっしゃらなければ、最も古いスンドゥブの記憶などをお聞かせください。

 

 

 

Ryoさん


はい、よろしくお願いします!

 

スンドゥブとの出会い……というと正直記憶が定かではないのですが、中学1年生かそのくらいの頃に、急に思い立って母親に「スンドゥブチゲが食べたい」とわがままを言ったことがありまして。

 

多分、大人に近づくにつれて辛いものが食べられるようになって、他にもキムチ鍋とか、これまで食べたことのなかった辛いものへの欲求が増していたんでしょうね。で、母親が作ってくれたスンドゥブを大喜びで食べたわけです。

 

食べている最中は、それはもう美味しくて美味しくて、辛いものを自由に口に運べるってこんなに幸せなんだと思っていたんですけどね、あまりにも食べ過ぎて、その日の夜に全部戻しちゃったんですよね(汚い話ですみません)。我ながら馬鹿だなあと思います(笑)。僕がオエオエ言ってる間、母はずっと背中をさすってくれました。

 

これが僕のスンドゥブに関する一番古い記憶です。

 

 


ぞひ丸


お母様の愛情が伝わってくるお話だと思います。

 

私も似たようなエピソードがありまして。子供の頃、熱の治りかけのタイミングで食欲が爆発し、母にコンビニのピザまんをせがんで買ってきてもらったのですが、バクバク食べてその後全て戻してしまった、ということがありました(笑)

 

私はそこから数年間ピザまんが食べられなくなってしまったのですが、Ryoさんはその事件の後、スンドゥブに苦手意識などは起きましたか?

 

 

 

Ryoさん

 

そうですねえ……正直言ってしまうと、その事件以降スンドゥブは口に出来なくなっちゃいました。スンドゥブに限らず、「辛くて温かい汁っぽいもの」全般がトラウマになってしまったんですね。ほんとにそれくらい、一晩中げーげー吐いてしまったので(笑)。

 

だからそれ以降食卓にスンドゥブが並ぶことはなくなりましたし(簡単に作れるインスタントのやつとかめちゃくちゃ便利で美味しいとは聞くんですが……)、嫁さんにも結婚してすぐ例の事件のことは話したので、今も全然出てこないですね(^_^;)。

 

 

 

ぞひ丸


それは大変でしたね……(笑)奥様の愛情も伝わってくるお話です。

 

「辛くて温かい汁っぽいもの」というと、では、キムチ鍋や担々麺なども苦手なのでしょうか。

 

 

 

Ryoさん


もう20年前の話なのに、未だにトラウマなんで、キムチ鍋とか担々麺もめちゃくちゃ苦手です(^_^;)。辛いもの自体は全然大丈夫どころか割と好きなんですけど。結構、人生損してるなあと思いますね(笑)。

 

 


ぞひ丸


いえいえ、食べ物の好き嫌いやその理由は人それぞれですから……(笑)

 

逆に、鍋物で「これが好き!」というものはありますか?

 

 

 

Ryoさん


年齢を重ねるにつれて、普通の湯豆腐が好きになってきましたね。鍋物にしても基本的にあっさりめが好きなんですけど、最近は「湯豆腐に味ぽん」がデフォになってきてます。

 

子供の頃は、大人が食べる湯豆腐を見て「あんな地味な料理なにが美味しいんだろう?」と思ってましたが、分からんもんですねえ(笑)。

 

 

 

ぞひ丸


湯豆腐……ポン酢……良いですよねぇ……。

 

Ryoさんは息子ちんさんとの日常をブログに綴られていますが、そういった“大人の味”について、何か息子ちんさんは興味を示されたりはしますか?

 

 


Ryoさん

 

さすがに湯豆腐は渋すぎてまだ興味は示しませんが(笑)、うちの息子はめちゃくちゃ偏食家なんですよね。

 

好き嫌いに統一感が全然無くて、ケーキは食べないのに甘いお菓子やアイスは好きだったりとか、それこそ辛いものに関しても、カレーには牛乳入れたりするのに、辛めのキムチはパクパク食べたりするんです。「大人の味」ってことで言うと、例えば僕がスンドゥブなんか食べてたら興味持って意外と食べるんじゃないかなあ、と思いますね(笑)。

 

 

 

ぞひ丸


なるほど(笑)お子さんの味覚は大人には計り知れない(逆もまた然り?)ということですね……。

 

ちょっと飛躍した質問かもですが、息子ちんさんが「スンドゥブ食べてみたい!」と言い出したら、ご一緒にチャレンジされたりはしますか?

 

 

 

Ryoさん

 

息子がそんな風に言ってきたら、僕も「好き嫌いすんなよ」と毎日のように言ってる手前チャレンジせざるを得ない気がしますね(^_^;)。

 

ちなみに僕は納豆も苦手で、逆に息子は納豆大好きで……そこだけはマウントとられてます毎朝(笑)。

 

 

 

ぞひ丸


納豆!!!息子ちんさんの年齢で納豆がお好きなのはカッコいいですね……!(私も成人するまで苦手でした)


逆に、Ryoさんがお好きで、息子ちんさんと共有したいけれど、息子ちんさんが苦手な食べ物などはありますか?

 

 


Ryoさん

 

さっき例に出したケーキですかね。

 

僕は基本的に甘党で、特にケーキ類には目がないんですけど、息子はちょっと食べるとかも全くしないんで……

 

誕生日ケーキも毎年買ってるんですけど、ロウソク立てて歌うたって、ケーキは一切食べないという……毎年僕と嫁さん2人でお腹パンパンになるまでケーキ食べてますから(笑)。

 

 

 

ぞひ丸


それは親御さんとしては少し寂しいですね……(笑)でも、ご両親が祝ってくれる、そのこと自体、息子ちんさんにとってはとても嬉しいことだと思います。

 

いつか、息子ちんさんとケーキ、Ryoさんとスンドゥブの和解が訪れたりすると素敵だなぁ、と思いました。(でも決してご無理はなさらず……!)

 

では最後の質問です。Ryoさんにとってスンドゥブとは?(どんな質問だよ)

 

 

 

Ryoさん


とても難しい質問ですね……(笑)。

 

僕にとってスンドゥブは「いつかまた出会うかもしれない、昔の同級生」みたいなものなのかなあと思います。

 

この歳になると、同窓会とかで、昔はそこまで仲良くなかった友達と何故か馬があったりということがたまにあって。そのきっかけは、お互いに同い年くらいの子供がいることや、働く環境が近いことだったりする。僕、基本的にはコミュ障なんですけど、そういうきっかけ一つで結構ベラベラ喋れてしまうんですね。

 

だから、大人になっても未だに口に出来ていないスンドゥブにも、何かそういう一つのきっかけがあればいいのになあ、と思わなくもないです。それが息子なのか、はたまた嫁さんなのか、また違った要因なのかは全く想像もつきませんが……

 

……って、こんな話をしているうちに、ちょっとスンドゥブ食べてみようかなというマインドが生まれてたかもです(笑)。きっかけは実はこのインタビューだったりして……(^_^;)

 

 

 

ぞひ丸


もしRyoさんとスンドゥブの和解があって、そのキッカケになれたのならこんなに嬉しいことはありません(笑)

 

お話ありがとうございました!

 

 


Ryoさん

 

こちらこそありがとうございました!

 

 

 

 

※※※※※

 

半ば勢いでお声がけしてしまったところ、とても丁寧に対応してくださったRyoさんには、感謝しかありません。本当にありがとうございました。Ryoさん個人だけでなく、ご家族の温かいお話も伺うことができ、大変充実したインタビューでした。

 

 

 

”頭にワードが降って来た”という理由だけでスンドゥブをテーマにしたのですが、まさか初回から、過去にこんなにスンドゥブと因縁(?)がある方のお話を聞けるとは思わず、驚きました。

 

 

「食をテーマに、その人の人生を少しだけ垣間見ることができたら……」なんてことを朧げに考えていたら、実際それに近いことができて、とても嬉しいです。

 

 

さぁ……勢いで始めてしまったこの企画、不定期ではありますが、一応連載企画として、2回目や3回目もできたら良いなぁ……と考えております。Ryoさんの『あなたとトクサツ。』は読者の方から投稿を募集しているのですが、まぁ、本企画に関しては、自ら「スンドゥブと自分の人生について語らせろ」なんて言ってくる物好きの方はいらっしゃらないと思いますので(大変失礼な物言い)(いたらどうすんだ)、私の方からお声がけして、了承してくださった方にインタビューをしていければなぁ、と思っています。

 

 

 

次にスンドゥブについて語るのは、アナタかもしれませんよ!(なにこのシメ)