YouTubeで、『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』が公開されていますね。
それを記念して(?)、当時中学3年生だった僕が脳内で描いていた、理想の“ディケイド完結編”を記したいと思います。
いま、こうしてブログに書いているのは25歳の社会人になった僕ですが、内容は中学生の妄想の垂れ流しですので、拙い内容となりますがご容赦ください(笑)
「痛い妄想だな〜www」というスタンスで読んでいただければ幸いです。
※『仮面ライダーディケイド』TVシリーズでは門矢士一行は“リ・イマジネーション”と呼ばれる再構成された平成ライダーの世界を旅していましたが、本妄想では原典のオリジナル世界を旅してきたという設定になっております。
※2009年〜2010年ごろの妄想のため、TVシリーズや『オールライダー対大ショッカー』以外に、『MOVIE大戦2010』から着想を得た部分もあります。
■『ぼくが かんがえた かめんらいだーでぃけいど かんけつへん』
東映マーク。波ザパーン。 「平成仮面ライダー10周年記念映画」の文字。
銃で武装した人間たちが、装甲車で廃墟と化した街を駆ける。何者かから逃げている。
それを追いかけるバイク。なんと、マシンディケイダー。乗っているのはディケイド。しかし、視聴者が知るディケイドよりも目つきが禍々しく、額のシグナルポインターは黄色ではなく紫。(ようするに激情態)
逃げながら銃で応戦する人間たちだが、すぐに追いつかれ、圧倒的な力で全滅させられてしまう。
爆発した装甲車の煙をバックに、両手をパンパンと払うディケイド。そこへリファインされた、メカニカルなデザインの地獄大使が現れる。
地獄大使「わざわざ大首領様が自ら出向かれたりせずとも、抵抗軍など我らが始末いたしましたものを……」
ディケイド(?)「フン。ほぼほぼ完成したこの力を試したくてな」
ディケイドライバーに手をやるディケイド(?)
ディケイド(?)「もう少しでこいつが完成する。“奴”が帰ってくればな」
禍々しい形の緑色の目と、額の紫のシグナルポインターが怪しく発光。(ショッカー首領が声を発する際にショッカーのレリーフのランプから鳴る“あの音”が響く)
『劇場版仮面ライダーディケイド 完結編』のタイトル。
光写真館。新しい世界に来た士と夏海。写真館のロールにはショッカーのエンブレム。
士「ここは何の世界だ?」
なにかただならぬ予感がする士。夏海もそれを察して心配そうに士を見る。
外に出てみると、街は廃墟と化していた。
夏海「なんですかコレ!?」
士「こいつはひどいな…‥」
響く悲鳴。人々が怪人たちに襲われている。
士「変身!」
ディケイドに変身して怪人たちを撃退。(BGM:ディケイド)
しかし、助けられた人々はディケイドの姿を見るやいなや恐怖の表情を見せながら逃げる。
ディケイド「あっ!おい!」
そこへ複数の装甲車が到着し、降りてきた兵士たちが銃を構える。
抵抗軍「動くなディケイド!抵抗軍だ!今日こそ貴様を倒す!」
ディケイド「おいおい、この世界での俺の役割は独裁者か?」
すると、オーロラが発生。ディケイド、夏海、抵抗軍の人々を飲み込み、消してしまう。
ディケイド・夏海「うわあああああああ」
目が覚めると、変身が解けている。薄暗い空間。
士「おい、おい起きろ夏ミカン」
夏海「ん……どこですかここ…‥?さっきの人たちは……?」
?「消えてもらった。邪魔だからな。」
士「お前は……!!?」
驚愕する士と夏海。現れたのはもう一人の士(以下:ツカサ)
ツカサ「よく戻ったな。ご苦労だった」
士「なんだお前。ワームの擬態か?」
掴みかかろうとする士。明かりがつき、大勢の怪人たちに取り囲まれていることに気づく。
夏海「きゃああ!」
ツカサ「ようこそ大ショッカーへ…‥」
士「大ショッカー?」
そこへ、年老いた執事が現れる。
執事「あらゆる平行世界の悪の組織が大同団結して生まれた、最強の組織……それが大ショッカーなのです」
ツカサ「ダモン。これで完成するな」
ダモンと呼ばれた執事が怪しく笑う。
ダモン「ええ、ぼっちゃま」
士「何の話だ。そもそもお前は誰だ。何故俺と同じ顔をしている?」
ツカサ「長旅ご苦労だった。褒美に全て話してやる」
椅子に座り語りだすツカサ。
ツカサ「俺が本当の“門矢士”だ。お前は俺から別れた“不要物”……」
士「なんだと……!?」
ダモン「全ての並行世界の征服を目指す大ショッカーの大首領の座に就かれるにあたって、ツカサ様は自らを最強の悪とするべく決心なされたのです。それが、自らの善の部分を捨て去ること」
ツカサ「そうして俺が捨てたのがお前だ」
信じられないという顔の士と夏海。
ツカサ「だが不要物にも使い道があると気づいた。それが俺とお前の持っているそれ……」
お互いの腰に巻かれたディケイドライバーを指差すツカサ。
ダモン「ディケイドライバーはあらゆるライダーの力をデータ化したカードを用いて行使できる最強のアイテム!その真なる完成のためにはオリジナルのライダーの間近でデータを収集する必要があったのです」
ツカサ「お前は並行世界を旅し……その世界のライダーと絆を結んできた。その度にそのライダーたちの力のデータは俺のディケイドライバーに転送されていた」
TVシリーズでディケイドが共闘してきたライダーたちの映像が映る。
ツカサ「おかげで俺のディケイドライバーにはより詳細なデータが集まり……お前が持っている試作型のライダーカードよりもより強い力を持ったカードが完成した」
ツカサが懐から平成ライダー9人のカードを見せる。
ツカサ「そしてお前が果たした仕事はもうひとつ……世界を渡る橋を架けることだ」
士「世界を渡る橋……!?」
ツカサ「お前が世界を渡るたび、ディケイドライバーは世界と世界の間に橋を架けた……これでより多くの人やモノを運ぶことができる」
ダモン「そしてその橋を使って我らが成し遂げるのが……全ての世界の征服!」
雄叫びを上げる怪人たち。
ツカサ「お前の旅はここで終わる……俺が直々に終わらせてやる」
ディケイド激情態に変身するツカサ。変身完了と同時に目とシグナルポインターが光り、ショッカーのランプの音が鳴る。
士「ふざけるなよ……俺は……俺の旅は!」
士もディケイドに変身し、戦闘開始。
格闘戦、ライドブッカーを用いた剣戟、あらゆる局面でディケイド激情態がディケイドを圧倒する。
ディケイド「なら……!」
様々なライダーにカメンライドするディケイド。しかしディケイド激情態も同じライダーにカメンライドし、全ての攻防でディケイドを上回る。
ディケイド激情態「お前が使っているのは所詮ただの試作品。完成品である俺の力には及ばない」
ディケイド激情態のディメンションキックを喰らい、変身が解けるディケイド。
夏海「士くん!」
夏海が士に駆け寄る。ゆっくりと近づいてくるディケイド激情態。
そこへ抵抗軍の装甲車部隊が現れ、銃撃や煙幕で騒然となる。
抵抗軍を率いているのは、鳴滝。装甲車の中に士と夏海を押し込み逃げる。
〜〜〜中断〜〜〜
……ハイ、ここまで書いてきて、すごく疲れました(笑)
というわけで、今回は一旦ここで区切ります。
ぼくが かんがえた かめんらいだーでぃけいど かんけつへん その②へ続きます。