イータイコト・イータイ

怪獣とヒーローと任天堂が好きな20代男が言いたいことを言いたいように言うブログ。

ひろガイアァァァァァァァァァァ!!!!!るスカイ!プリキュア【ひろがるスカイ!プリキュア×ウルトラマンガイア】

ウルトラマンガイア Complete Blu-ray BOX

 

 

「うそはうそであると見抜ける人でないと(この記事を読むのは)難しいんだよ、タイガ」

 

                            ―工藤ひろゆき

 

↑この言葉を胸に刻んでから読んでください。マジレスしないでください。困ります。

 

 

※記事公開日の後、2024年1月21日に追記した部分があります。

 

2021年、2022年と、当ブログでは、現行のプリキュア作品が平成ウルトラマン3部作(TDG)25周年を記念して作られたものである、という考察をしてきた。

 

 

 

iitaikotoiitai.hatenablog.com

 

 

 

iitaikotoiitai.hatenablog.com

 

 

 

iitaikotoiitai.hatenablog.com

 

 


ありがたいことに、お読みいただいた方々からは2年連続で大きな共感と反響を頂き、光栄の極みである。

 

 

 

さて、2年連続でこのような事態が続いた為、私ぞひ丸にはある予感、いや、確信があった。

 

 

2023年に始まる新しいプリキュアは、ウルトラマンガイア』25周年記念作品になるであろう、と。

 

 

 


しかし、しかしである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ひろがるスカイ!プリキュア』発表。

 

 

 

 

……

 

 

 


…………

 

 

 


……………………

 

 

 


Gから始まらねえじゃん!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンティガ(Tiga)』25周年を記念した『ウルトラマントリガー(Trigger)』と『トロピカル~ジュ!プリキュア(Tropical)』。

 

 

 

 

ウルトラマンダイナ(Dyna)』25周年を記念した『ウルトラマンデッカー(Decker)』と『デリシャスパーティ♡プリキュア(Delicious)』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで、作品のイニシャルは同じものが続いていた。この一致こそ、『トロプリ』が『ティガ』25周年記念作品であること、『デパプリ』が『ダイナ』25周年記念作品であることの、最も分かりやすい証左であった。

 

 

 

ところが、この法則が今年は崩れてしまったのである。私は愕然とした。手足の震えが止まらず、冷や汗がとめどなく溢れた。

 

 

 

 

もしかして、プリキュアウルトラマンの周年を祝っているなんて、ただの幻想だったのではないか?

 

 

 

 

脳裏によぎる、最悪のシナリオ。全て私の妄想だったのか?ただのこじつけを、馬鹿みたいに大騒ぎしていただけだったのか?

 

 

 


そう考えた時、涙がこぼれた。悔しさも勿論あったが、それ以上に申し訳無さがあった。私の与太話を信じてくれた人たち。一緒に盛り上がってくれた人たち。その人たちを裏切ることになってしまう。私は裏切り者だ。とんだホラ吹きだ。プリキュアウルトラマンも何も悪くない。全部私が悪いのだ。私が勝手に盛り上がっていただけなのだ。すまない、すまない、本当に……ごめんなさい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


……

 

 

 

…………

 

 

 

……………………

 

 

 


確かに……。

 

 

 

確かにその通りである。全く気がつかなかったが、確かに『ひろプリ』には『ガイア』25周年概念が息づいていたのである。

 

 

 

 

そして、安堵とともに冷静さを取り戻した私は、あることに気が付いた。

 

 

 

ひろがる(Hero Girl )スカイ!プリキュア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G、タイトルに入ってるじゃん!!!!!!!!!

 

 

 

 

そのことに気が付いた瞬間、曇り空に包まれていた目の前の世界が、一気に明るくなるのを感じた。まさに青空。ひろがるスカイである。

 

 

 


キッカケはかずひろさんのツイートである。この場を借りて、全身全霊で感謝申し上げます。

 

 

 


そして、目の前が開けたことで、『ひろプリ』に込められた数々の『ガイア』25周年要素を探求する気力が湧いてきた。調べてみたら、出るわ出るわ、『ガイア』25周年要素が。1人で勝手に落ち込んでいた自分が恥ずかしい。よく見てみろ。大事なものは全て、すぐ目の前にある。私がやってきたことは、信じてきたことは、間違っていなかった。間違いじゃない君が信じてたこと、僕らはずっと同じものを探してたのさ。

 

 

 

……って、ちょっと待て、2021年は『ティガ』『トロプリ』『トリガー』のTTT、2022年は『ダイナ』『デパプリ』『デッカー』のDDDと来たけど、2023年は『ガイア』『ひろがるスカイ』『ブレーザー』のGGBで、ニュージェネウルトラマン側のイニシャルが一致してないだろ!とツッコみたい方もいるだろう。別にブレーザーはニュージェネガイアでもなければ『ガイア』25周年記念作品でもないので構わないのだが、まぁ、確かに気になりますよね。私も最初はそう思いましたよ、ええ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒルマ・ゲント(Gento)「俺がいる。」

 

 

 


という訳で、憂いも無くなったところで、本記事では、『ひろプリ』に込められた『ガイア』25周年要素をご紹介しよう。

 

 

 

※以下、関連作品のネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■放送前からメチャクチャ青推し

 

 

 


『ひろプリ』の大きな特徴の1つに、“主人公が歴代で初めて青キュアであること”がある。

 

 

 


基本的にプリキュアの主人公はピンクや白を基調としたカラーリングであり、青いプリキュアがセンターに来ることは無かった。そこに現れたのが青い主人公、センター、キュアスカイである。

 

 

 

 

 

 

 

 

20周年という大きな節目に、このような革新的なカラー選択をした東映アニメーションの制作陣には脱帽である。この事は放送前から大きな話題を呼び、ファンからは喝采をもって受け入れられた。

 

 

 


そして皆さん、ピンとこないだろうか。ウルトラシリーズにも、放送前から“青”を推して話題をかっさらった作品があることを。

 

 

 


そう、青いウルトラマン・アグルの登場が売りの1つであった『ウルトラマンガイア』である。

 

 

 

ウルトラシリーズにおいて、『ガイア』以前の映像作品では、タイプチェンジ形態を除いて、青を基調としたウルトラマンは一切存在しない。当時、これがいかに革新的なことだったか。

 

 

 


つまり、『ひろプリ』の青推しは『ガイア』オマージュと考えるのが自然である。

 

 

 

 

■音楽担当

 

 

 


ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』の音楽を担当したのは矢野立美氏。2年連続で同じ方が音楽を担当した後、『ガイア』では佐橋俊彦氏にバトンタッチされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『トロプリ』と『デパプリ』の音楽は寺田志保氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも2年連続で同じ方が担当された。そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ひろプリ』の音楽は深澤恵梨香氏。音楽担当の方が交代するタイミングまで合わせきた。こんなこと、偶然起こるはずがない。東映アニメーションの方々のTDGリスペクト精神には、ただただ感服するばかりである。

 

 

 

 

■夕凪ツバサ=高山我夢

 

 

 


シリーズ初のレギュラー男の子プリキュア、夕凪ツバサ/キュアウイング。

 

 

 

 

 

 

 

 

先述の青い主人公ソラ・ハレワタール/キュアスカイと共に、放送前から話題を集めたキャラである。人間に変身できる能力を持つが、その代償としてなのか飛行能力を持たない鳥の一族、プニバード族の男の子である彼は、自らの力で空を飛ぶことを夢としており、人間界で航空力学を学んでいる。その知恵と勇気から、第38話ではスカイランドの賢者として王家に認められた。

 

 

 

 


これはエリアルベースやXIGファイターのリパルサー・リフトを開発し、若き天才集団アルケミー・スターズの一員である高山我夢の経歴と完全に一致する。

 

 

 

また、一人称が僕であることや、年少者として周りから可愛がられていること、両親が健在で作中にも度々登場する点なども我夢と共通している。

 

 

 

こんなに多くの共通点、偶然であるはずがない。即ち、夕凪ツバサ/キュアウイングは高山我夢である。

 

 

 

 

■アゲハさん

 

 

 


聖あげは/キュアバタフライ。彼女もまた、レギュラーとしては初の成人プリキュアということで、放送前から注目を集めたキャラクターである。

 

 

 

 

 

 

 


“最強の保育士”を目指す彼女は、ソラシド市の福祉学校に車で通っているのだが、なんとその愛車はハマー。彼女自身はピヨちゃんという可愛い愛称で呼んでいるが、ゴリゴリのSUVである。

 

 

 


しかし、何故彼女の車はSUVなのか?別に、軽自動車でもスポーツカーでも良い訳である。何故、数ある車種の中からSUVが選ばれたのか?

 

 

 

 

これはウルトラマンガイア/スプリームバージョン(SUpreme Version)のオマージュと見るべきであろう。

 

 

 


また、彼女の必殺技、ひろがるバタフライプレス。蝶のオーラで上から敵を押しつぶす豪快な技だが、どこか既視感がないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) ウルトラマンガイア(V2) エフェクトパーツセット ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア

 

 

 


そう、これはウルトラマンガイアが変身直後に砂埃を巻き上げながら着地する登場シーンのオマージュであることは明白である。

 

 

 

 

まさか、登場時の演出を必殺技にしてしまうとは恐れ入る。東映アニメーションの制作陣が『ガイア』を愛し、研究し尽していることが窺える。

 

 

 

 

ワームホール

 

 

 

 

『ひろプリ』序盤では、カバトンに誘拐されたことをキッカケにソラシド市へとやって来たエルちゃんとソラを帰すため、ましろの祖母・ヨヨがスカイランドへと繋がるトンネルの生成にとりかかる。異世界へと繋がるトンネル……即ちワームホールである。そう聞いて、ピンとくる方も多いのではないだろうか。

 

 

 

 


そう、これは「根源的破滅招来体がワームホールからやって来る」という、『ガイア』の基本設定のオマージュであることは明白である。

 

 

 

また、『ブレーザー』の縦軸、V99案件が、ワームホール生成の実験に起因することも見逃せない。もうこれは言い逃れができない。

 

 

 


GGG3作品を繋げるワード、ワームホール2023年はワームホールの年だったと言っても過言ではないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ヒーローと空を飛ぶ

 

 

 


『ひろプリ』第13話「届けて!はじめてのおくりもの」では、海外へ引っ越す孫へ靴を贈りたかったが、会うと泣いてしまうため渡すのを諦めたおばちゃんの為に、キュアスカイとプリズムがおばちゃんをおんぶして空港まで飛んでいくという、涙を禁じ得ない良い話が展開された。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦い以外のことでプリキュアの力が役立つの良いよね……。だが、これをただの良い話で終わらせてはいけない。

 

 

 

 

 

実は『ガイア』にもヒーローと空を飛ぶ話がある。第25話「明日なき対決」で、アグルが玲子を手に乗せて飛んでいるのだ。

 

 

 

 

明日なき対決

明日なき対決

  • 吉岡毅志 
Amazon

 

 

 

 

この直前に藤宮は玲子に「海を探検したかった」というかつての夢を語る。その時の藤宮の表情は、これまでとは打って変わって穏やかなものであった。良い話である。良い話とは、ヒーローと空を飛ぶことを言うのである。

 

 

 

 

■豚鼻

 

 

 


ひろプリの敵、アンダーグ帝国。首魁であるカイゼリン直属の配下としてカバトン・バッタモンダー・ミノトン・スキアヘッドという幹部4人がいるわけだが、この顔ぶれ、何か気にならないだろうか。

 

 

 

 

 

なんと幹部の半数にあたる2人が豚鼻なのである。豚鼻率50パーセント……だと……?

 

 

 

さらに驚くことに、『ひろプリ』第27話「ミラーパッドでワクワクレッスン!?」に登場するミラーパッドの精、ピンクットン。

 

 

 

 

 

 

 

彼女もまた豚鼻である。豚鼻の過剰供給。これは只事ではない。まさか……ここにも『ガイア』25周年要素が隠されているというのか……?

 

 

 

 

しかし、いくら考えても、『ガイア』作中に豚鼻の要素など無い。流石に考えすぎだったか……そう思いかけたその時、私の頭の中に稲妻が走った。

 

 

 

 

TVシリーズではない、劇場版だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンティガウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』。勉くんたちの学校に着陸した我夢のファイターEXの窓に顔を張り付けて中を覗いていた少年、彼の鼻が潰れて豚鼻になっていた!!!!!

 

 

 

 

こんな超時空の仕込み、気づくかよ!!!!!とキレかけたが、気づけて良かった。我々は常に試されているのである。

 

 

 

 

■海で溺れる

 

 

 


『ひろプリ』第30話「ひろがる海!ビーチパラダイス!」では、プリキュアたちが夏休みの締めくくりに海を訪れる。

 

 

 

 

 

 

 

身体能力抜群のソラだが、スカイランドには海が無く、川や湖もそれまでは気合で底を歩いて渡っていた(!!?)ため、初めての海では溺れてしまい、ましろたちに間一髪救助されていた。

 

 

 

ギャグ調に演出されたシーンではあるが、プリキュアが溺死しかけるという、危機的な展開であった。

 

 

 

 

これは『ガイア』第41話「アグル復活」において、藤宮が海で入水自殺を図ったところを我夢に間一髪救助されたシーンのオマージュであることは明白である。

 

 

 

 

アグル復活

アグル復活

  • 吉岡毅志 
Amazon

 

 

 

プリキュアウルトラマンも、変身前は生身の人間。海で溺れればひとたまりもない。残酷な事実である。

 

 

 

 

しかし、彼らには助けてくれるかけがえのない友がいた。それもまた事実なのである。

 

 

 

 

■スキアヘッド

 

 

 


『ひろプリ』第31話「新たな脅威!エルちゃんを取り戻せ!」から登場するアンダーグ帝国最後の幹部、スキアヘッド。人間味があった前任の3幹部とは異なり、ソラに「何を考えているか全く分からない」と言わしめる冷たい瞳と、キュアマジェスティ加入前のプリキュア4人を完封した圧倒的な実力の持ち主である。こいつは強敵だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

何を考えているか全く分からない冷たい瞳?こいつは強敵だ?

 

 

 

 

勘の良い方ならもうお気づきであろう。これは『ガイア』第45話「命すむ星」に登場し、次回予告で「こいつは強敵だ!」と言わしめた破滅魔人ブリッツブロッツと共通する特徴である。

 

 

 

 

命すむ星

命すむ星

  • 吉岡毅志 
Amazon

 

 

 

 

ブリッツブロッツはアグルV2を真っ向から打ち破った強豪中の強豪である。最後の幹部のモチーフにするのに、これ以上の適任はいないだろう。『ひろプリ』制作陣の『ガイア』愛がひしひしと伝わってくる事例である。

 

 

 

 

■カイゼリン

 

 

 


アンダーグ帝国の首魁、カイゼリン・アンダーグ。冷酷非道な女王であるが、実は300年前は心優しい少女であり、スカイランドとアンダーグ帝国の戦争を身を挺して止め、和平を実現していた。そんな彼女が、何故豹変したのか?それが『ひろプリ』終盤の物語を牽引する謎である。

 

 

 

 

しかし、現代カイゼリンと過去カイゼリンを見比べると、ホントに、物凄い変わりようである。まるで天使から悪魔に変わったような……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天使から悪魔に???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球の叫び

 

 

 

地球はウルトラマンの星

 

 

 

そう、これは天使のような第1形態から悪魔のような第2形態へと変貌を遂げた、根源破滅天使ゾグのオマージュであることは明白である。

 

 

 

 

カイゼリンとゾグ。共通の特徴を持たせてくるとはニクい演出である。

 

 

 

 

■オールスターズF

 

 

 

youtu.be

 

 

 

 

2023年7月9日、『映画プリキュアオールスターズF』発表。プリキュアシリーズ20周年記念作品である。2023年は『ガイア』25周年であると同時に、プリキュアにとってもアニバーサリーイヤーであった。

 

 

 


「知らない世界に、たった一人……」という『超時空の大決戦』の我夢と全く同じ状況から始まる予告、もうこの時点で涙が溢れる方も多いことであろう。

 

 

 


『オールスターズF』の“F”とは何か?これについては明確な決まりは無いらしく、公式・ファン双方から様々な答えが示された。

 

 

 

 

Forever(永遠)……Final(最後)……Futari(ふたり)……

 

 

 


それぞれが感じ取った“F”、そのどれもが正解なのであろう。

 

 

 

 


そして勿論、この“F”には、『ガイア』25周年要素も込められている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ぞひ丸「試しに考えてみたんだ……」

 

 

 

 

 

ダニエル議長「何ヲ!!?何ヲダイ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


藤宮(Fujimiya)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ダニエル議長「アアアーーーーーッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


フォトンエッジ(Foton Edge)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダニエル議長「エェ?フォトンPhotonダカラ、Fジャナクテ、Pダロウ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぞひ丸「そこが東映アニメーション円谷プロの巧妙なところなんだ……そう思わせておいて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PhotonのPプリキュアPrecure)を意味しているんだよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダニエル議長「アアアーーーーーッッッ!!!コリャ間違イナイヨ!!!

 

 

 

 

■キュアシュプリーム

 

 

 

 

映画の情報解禁と同時にその存在が明らかになったゲストキャラ・キュアシュプリーム。

 

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドワーーーーーーーーーー!!!!!(吹っ飛ばされた時のガイアの声)

 

 

 

 

流石にこれはド直球すぎて叫んでしまった。3年間プリキュアに込められてきたTDGオマージュを探してきた我々への、東映アニメーション円谷プロ双方からの、最大のご褒美でしょう。ありがとうございます。

 

 

 

 

■トロッコ問題

 

 

 

youtu.be

 

 

 

↑こちらの特別映像の15秒目あたり(このページの再生ボタンでは15秒目で開始されるようにしてあります)。

 

 

 

ソラ・ゆい・まなつ・プリムら4人のスカイチームがトロッコに乗って城を目指している。

 

 

 


ここで注目したいのが、プリムの位置である。まなつの後ろに乗っている。映画のゲストキャラなのだから、もっと目立つ位置に乗っても良い訳だが、何故か後ろにいるのである。これに私は違和感を覚えた。

 

 

 

 

これは『ガイア』作中で、我夢が常にピースキャリーの後部座席に乗っていたことのオマージュであろう。

 

 

 

また、我夢はガイアに変身するため後部座席からよくこっそりと脱け出すのだが、そういう展開を目にする度に私は「前にいる堤チーフや神山リーダーは後ろに全然気づかないんだな……我夢だから良いものを、敵だったらどうするんだ……」と思っていた。

 

 

 

 

 

この、私が危惧していた「後ろの奴がもしも敵だったら」を実現してしまったのが、「後部座席にいるプリム」ではないだろうか。

 

 

 


『ガイア』作中のツッコミ要素を、プリキュアの最大の危機として組み込む。東映アニメーション制作陣のセンスには脱帽である。

 

 

 

 

■投げの鬼

 

 

 

youtu.be

 

 

 


シュプリームに敗れ、全滅するプリキュアオールスターズ。劇場で多くの人が震えあがった瞬間であろう。

 

 

 


特に、のっけから堕ちていくミルキィローズインパクトは凄まじかった。ミルキィローズは最強のプリキュア候補として常に名前が挙げられる実力者であり、彼女の敗北から始まる一連の全滅シークエンスは、シュプリームの強さを決定づけた。

 

 

 

 

しかしミルキィローズ、もの凄いやられっぷりである。地面に叩きつけられてピクリとも動かない。こりゃ全身打撲確定であろう。

 

 

 

 

 

これは『ガイア』でミーモスがガイアスプリームヴァージョンに9回連続でブン投げられ、スーツアクターさんが全身打撲を負ったことのオマージュであることは明白である。

 

 


しかもミーモスとミルキィローズ、同じ“ミ”から始めるキャラクターが被害者なのも、意図的なものであろう。

 

 

 


そう考えると、作中で描かれていないだけで、ミルキィローズも9回連続でブン投げられていたものと思われる。

 

 

 

 

竜のようなシュプリーム・オリジンの姿では“投げる”という行為はやり難そうなので、シュプリームはミルキィローズをブン投げる時だけは人型のキュアシュプリームにチェンジしていた可能性が非常に高い。凄まじい“投げ”に対する執念。まさに“投げの鬼”である。

 

 

 

 

■総括

 

 


さて、本記事では、『ひろプリ』作中に込められた『ガイア』25周年記念要素について考察してきた。

 

 

 

3年間続いてきたプリキュアTDG考察。このシリーズも、今回で一応の完結となる。これもひとえに、東映アニメーション円谷プロ・反響を下さった皆さんのお陰である。改めて、深く感謝申し上げたい。ありがとうございました。

 

 

 

しかしなぁ……これで終わりかぁ……やっぱり寂しいなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

www.toei-anim.co.jp

 

 

 

 

『わんだふるぷりきゅあ!』発表。

 

 

 

 

え?獣?そういえば『ガイア』の後番組って……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾイド -ZOIDS-

 

ゾイド Blu-ray BOX

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こりゃわんだふるですな(笑)(笑)(笑)

 

 

 

という訳で、ウルトラマンに限らず、プリキュアは25年前のTBS土曜18時をリスペクトする姿勢を変えるつもりは無いらしい。

 

 

 

素晴らしい。私はゾイドは専門外なので、有識者の方はどうか考察していただきたいと、切に願うばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球には怪獣がいて、ウルトラマンがいて、プリキュアがいる。この美しい星を、私たちはもっと愛していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2024年1月21日追記~

 

 

 

ここで、この記事は終わるはずであった。

 

 

 

しかし、『ひろプリ』の『ガイア』リスペクトは留まるところを知らず、今日放送の回を含めて残り2話だというのに、新たな『ガイア』ネタをブチ込んできた。興奮が冷めやらない。という訳で追記します。

 

 

 

 

■黒いキュアスカイ

 

 

 

『ひろプリ』第49話「キュアスカイと最強の力」において爆誕した黒いキュアスカイ。実は全ての黒幕であったスキアヘッド改めダークヘッドの策略により、アンダーグエナジーの器となってしまったキュアスカイ。闇に染まったその黒い姿は、“闇堕ちスカイ”や“ダークスカイ”などと呼ばれ、X(旧Twitter)上で一躍トレンドワードとなった。

 

 

 

これは『ガイア』第42話「我夢VS我夢」に登場した“黒い我夢”のオマージュであることは明白である。

 

 

 

 

我夢VS我夢

我夢VS我夢

  • 吉岡毅志 
Amazon

 

 

 

 

この“黒い我夢”の正体はアルケミー・スターズの裏切り者・クラウスであった。裏切り者……?そして“黒い我夢”が身に纏う黒いロングコートのフォルム……。どこかで……?

 

 

 

そう、“長い衣装を纏った裏切り者”、スキアヘッドの特徴と完全に一致する。

 

 

 

スキアヘッドがブリッツブロッツをオマージュしたキャラであることは前述したが、まさかその裏に“黒い主人公”と“裏切り者”という要素まで仕込まれていたとは、全く気が付かなかった。この3年間でもう何度言ったか分からないが、東映アニメーションのTDG愛には感服するばかりである。

 

 

 

 

■ダイジャーグ

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

次週放送、ついに迎える『ひろプリ』最終回、「無限にひろがる!わたしたちの世界!」。

 

 

 

最後の敵は、スキアヘッド改めダークヘッドが変身したと思われるダイジャーグとなりそうである。スカイが闇堕ち回避してカイゼリンとも和解できたのだから、水を差さずにとっととご退場願いたい。

 

 

 

しかしこのダイジャーグのフォルム、どこかで見覚えがないだろうか。

 

 

 

そう、『ガイア』第1話「光をつかめ!」において、我夢が粒子加速実験中に見たヴィジョンの龍に酷似しているのである。

 

 

 

 

光をつかめ!

光をつかめ!

  • 吉岡毅志 
Amazon

 

 

 

ヴィジョンの龍はあくまで我夢が見たイメージではあるが、『ガイア』の始まりの怪獣である。

 

 

 

『ガイア』25周年記念作品である『ひろプリ』最後の敵のモチーフに、『ガイア』の始まりの怪獣を持ってくる。

 

 

 

涙を禁じ得ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いう訳で、記事を公開した後に追記までできてしまうほどの『ガイア』愛に溢れた『ひろプリ』も遂に次週で最終回。

 

 

 

ギリギリまで頑張って、ギリギリまで踏ん張れ!ヒーローガールたち!!!!!