最新ムービー公開!「TSUBURAYA CONVENTION 2019」本日7月10日(水)チケット先行抽選販売開始!
2019年7月10日、“ウルトラマンの日”であるこの日、“TSUBURAYA CONVENTION 2019”、通称“ツブコン”の詳細が発表されました。
歴代ウルトラヒーローやキャストが集結してのショーイベント、歴代テーマソングや劇伴を演奏するオーケストラコンサート、評論家を招いてのトークショー、アニメ『SSSS.GRIDMAN』や『ULTRAMAN』のスペシャルショーなど、計11のスペシャルプログラムが予定されています。
また、円谷プロIPをテーマとする展示即売会“Wonder Festival 2019 [Tsuburaya]”、特撮技術と最新のデジタル技術を駆使した体感エンターテイメント“かいじゅうのすみか”も開催されるとのこと。
まさに“今の円谷”を体現する、一大ビッグイベントと言えます。
TYOやフィールズによる買収、ウルトラマンのTVシリーズが制作されなかった2000年代後半～2010年代前半などの空気を実際に体験してきた身としては、円谷プロがここまでのイベントを開催できるまでに復活してくれたことに涙を禁じえません。
そして、開催内容の発表と共に公開されたのが冒頭のスペシャルムービー。
ウルトラシリーズだけでなく、円谷プロが手掛けてきた歴代作品の映像がふんだんに盛り込まれた、特別な映像となっています。
正直、これだけでも号泣して大満足なのですが、目から鱗の新映像が。
3分13秒目から始まる、フルCGで描かれたリトラとゴメスの勇姿！
『ウルトラQ』第1話に登場した、ウルトラシリーズ原初の怪獣であるこの2体が、“今の円谷”を体現するツブコンにおいてメインビジュアルに抜擢されるという素晴らしさ。
1分にも満たないですが、“今の円谷”のCG技術の高さを知らしめる、圧巻の映像となっています。
このフルCGで描かれた2体を観て、真っ先に思い出したのが『ULTRAMAN_n/a』と、『劇場版ウルトラマンR/B セレクト！絆のクリスタル』でした。
『ULTRAMAN_n/a』は、『ウルトラマンX』の放送が始まったのとほぼ同時期に突然公開された短編映像です。
口が動き、表情が変わり、手足には骨や筋が見受けられるなど、徹底的にリアルさを追求したウルトラマン。
リアルな質感でありながら、どこか着ぐるみや電飾の雰囲気を残した怪獣（恐らくザラガスがモチーフ）。
飛び散る破片の一つ一つがリアルに描かれた渋谷のビル街。
海の向こうで作られた『パシフィック・リム』や『GODZILLA（2014）』とも真っ向から張り合えるような圧巻のCG映像は、当時特撮ファンに大変な衝撃を与えました。
『劇場版ウルトラマンR/B セレクト！絆のクリスタル』では、湊3兄妹が変身するウルトラマンロッソ・ブル・ウルトラウーマングリージョが合体したウルトラマングルーブとウルトラマントレギアの戦いが、フルCGで描かれました。
ウルトラマングルーブは実際にスーツが作られ、イベント等にも登場していながら、映画本編では全シーンフルCGで登場。しかも、スーツのウルトラマンジードやスネークダークネス、ミニチュアセットで作られた街並みと同じ画面に映ってもほぼ違和感が無いという凄さ。
しかも、実在するスーツやミニチュアとCGが同じ画面に映っているだけでなく、CGのグルーブとトレギアがぶつかってミニチュアのセットが破壊されたり、最早ミニチュアなのかCGなのか区別のつかないシーンも多々あり、劇場での初見時、大変感動しました。
スーツ・ミニチュア特撮とCGの融合は昔から円谷プロが取り組んできた表現ではありますが、本作においてそのレベルが、ポンッと一段階上に進んだように思えます。
今回のフルCGのリトラとゴメスには、この2作を観た時と同じ感動がありました。
従来のスーツ・ミニチュア特撮が持つ魅力を継承しつつ、CG技術の向上も著しい“今の円谷”。
次はどんな一手で私達をワクワクさせてくれるのか、本当に楽しみです。
これからも応援させていただきます！
